不動産投資でセミリタイアを目指してます。
サラリーマン大家のりばてぃー(@PAPALOG_LIBERTY)です。
さて、今回は小ネタとして、わたしが最近トライしてみたDIYをご紹介します。
DIYといっても、流行りのボロ戸建てをDIYしまくる!というものではありません。
私は基本的に時間がかかるリフォーム作業は業者さんにお願いします。その方が早くリフォームが終わってすぐに入居募集もかけられるし、入居時期も早くなります。つまり、空室期間の長期化による損失を最小限に抑えることができるのです。
※ボロ戸建てを格安で現金買いして再生する場合は銀行への返済もないので時間をかけてDIYするのは全然問題ありません。
それでも、機会損失しない範囲で「自分でも簡単に出来そう&費用対効果が高くリフォーム費用を抑えられそう!」という部分については、DIYにチャレンジします。
最近実際にやってみた扉のレバーハンドルと天井縁(へり)のDIY塗装の実例を写真付きで分かりやすく解説しますので、ご自分の物件でプチDIYに挑戦してみたいな~という方は是非参考にしてみて下さい。
レバーハンドルをDIYでスプレー塗装
経年劣化なのか猫がひっかいたのかわかりませんが、レバーハンドルがこんな状況に。
まず見た目が気持ち悪いし、レバーハンドル触るとブツブツザラザラ。内見でこの状態だと内見者さんはドン引き確定です。
リフォーム業者の見積書ではレバーハンドルの交換に一箇所あたり1万円ちょっと。
同じ状態のレバーハンドルが3箇所あったので、業者に交換作業を依頼すると合計3万円超えに。
さすがに高いので即刻却下。DIYで塗装することを決断し、汚いレバーハンドルを持ってホームセンターに直行。ベテランスタッフの方に塗装方法を教えてもらいました。
※ネットで調べることもできますが、情報が多すぎて何が正しいか分からないときはホームセンターのスタッフさんに直接聞いちゃった方が早いですし、正確な情報・方法を得られます。
以下、ドアハンドルのDIY塗装の手順です。
レバーハンドルの古い塗料を剥がす
この状態でいきなり塗装するとブツブツザラザラは解消されず、見た目もキレイに仕上がらないので、まずはレバーハンドルに付着してる古い塗料を専用のはがし剤で除去します。
▼使った塗料はがし剤はこちら▼
この塗料はがし剤をやわらかい布に塗布して、はがし剤をまんべんなくレバーハンドルに塗ってあげます。
待つこと20~30分、古い塗料が浮いてきます。
ワイヤーブラシで磨く
はがし剤で塗料が浮いたことを確認したら、つぎはこのワイヤーブラシでひたすら磨いて塗料をはがしていきます。
すると上の写真のように古い塗料がどんどんはがれていきます。金色だったレバーハンドルですが、塗料がはがれて銀色になっている様子が分かると思います。
ワイヤーブラシは別に何でも良いと思います。私はホームセンターでベテランスタッフさんに言われるがままに買ってしまいましたが、アマゾンで買った方が安かったのでそこはちょっと後悔・・・。
乾かす
レバーハンドルに付着していた古い塗料をはがし終えたら、しっかり水分を拭き取って乾燥させます。
水性塗料でスプレー
最後の仕上げは水性スプレーでの塗装です。油性は匂いがきついので屋内に設置する部品への塗装には基本的に向いておらず、水性が良いとのこと。
まずはスプレーしやすいようにこんな感じで段ボールに設置します。
そして実際に使った水性スプレーはこちらです。一度塗りだとすぐに塗料がはがれてしまう可能性があるので、二度塗りしました。
▼2回目の塗装/乾いたら完成▼
▼物件に戻って設置完了▼
管理会社の担当者さんがこのレバーハンドルを見て一言「あれ、レバーハンドル交換されたんですね?」ちゃんと新品に見えたようです!
業者さんにお願いしたら3万円以上の経費がかかるところを、DIYにより2,000円前後に抑えることができました。費やした時間は3時間くらいでしょうか。3時間程度の労力で2万8千円の経費を削減できたことになります。
天井の縁(へり)をDIYでペンキ塗装
退去立ち合いの際にパッと目についたのが天井の縁(へり)。写真のとおり汚れがひどいです。たぶん、もとの色はホワイトグレーだと思いますが、面影はありません。内見の印象が悪くなるのでこれも放置はできません。
リフォーム業者の見積額はリビングとダイニングキッチンの2部屋分で3万円ちょい。
ドアノブ塗装より労力使いそうだし、一瞬業者に頼もうかとも考えましたが、数時間あれば終わるだろうと考え、天井の縁の塗装もDIYでやることを決断しました。
以下、天井縁のDIY塗装の手順です。
養生する
まずは塗ってはいけないところを塗らないように、養生テープを貼り付けていきます。
※今回のリフォームでは天井以外の壁クロスは張替えなので、天井部分のみの養生です(壁クロスはどうせ張り替えるので、いくらペンキが付いても大丈夫ということ)
フローリングはそのまま張替えせずに活かすので、ペンキが落ちてもいいようにしっかりと養生テープを張り巡らせます。
塗装は「養生8割、塗りが2割」と言われるほど、養生が大事らしいです。
拭いて汚れを落とす
つぎに、ペンキを塗る前に出来るだけ縁(へり)の汚れを取っておきます。その方が仕上がりもキレイになるんだとか。
き、汚い。めちゃくちゃ汚れてました、、、。
水性ペンキで塗装する
ここまできて、ようやくペンキ塗りの作業に取り掛かれます。
わたしが使用した水性塗料はこちら。アトムハウスペイントのオールマイティネオ。
どれだけ塗料が必要になるか分からなかったですし、余ったらストックもできるので、容量多めの1.6Lを購入しました。これもホームセンターでそのまま購入したのですが、意外に重いので、アマゾンで直接物件に配送すれば良かったです・・・。
最初はビビりながら塗ってましたが、だんだんコツを掴んでくると楽しくなってきました。
▼出来上がりがこちら▼
▼こちらは塗装前(Before)▼
▼もう一度出来上がりをご覧ください(After)▼
写真だと分かりませんが、天井の縁(へり)を艶やかなホワイトに仕上げたことにより、部屋全体の雰囲気が明るくなり、築古感が緩和されました!
天井縁(へり)のDIYは刷毛代とペンキ代で4,000円以内に収まってますし、刷毛とペンキともに使い回しできるので、業者さん価格が3万円であることを考えると、かなりコスパが良いDIYだったと思います。
あと、今回の塗装で分かったことは、「塗ればだいたい何とでもなる」です。
まとめ
以上、ド素人のプチDIYを紹介しました!
ド素人でもちゃんとやり方を確認して実践すれば、それなりの見栄えに仕上げることは可能です。良い経験になりました。
今回チャレンジしたDIYではレバーハンドルと天井縁(へり)の塗装のみでしたが、この二つのDIYだけで5万円以上経費を削減できました。
そして、長期的な観点で考えると、このプチDIYがもたらす賃貸経営への影響がいかに大きいものか分かります。
大家業を10年、20年と続けていくのであれば、退去はこれから何回も発生します。規模拡大すれば退去数もさらに上がるでしょう。
仮に20年間で100回の退去があったと仮定します。今回のように1退去あたり1~5万円でもDIYで経費削減ができたとしたら、、、、
トータルで100万円~500万円の経費削減になります。
ボロ戸建て一戸買えちゃいますね・・・。
ただし!
冒頭で書いたように、時間がかかりすぎるDIYは空室期間の長期化につながって結局収支プラマイゼロになってしまう可能性ありなので、業者に頼むべきところとDIYすべきところの線引きは重要かと思います。
もちろん、その線引きは頭の中で考えているだけでは分かりませんので、とにかく実践して経験値を積み重ねていくことで、そのへんの感覚を養っていくしかないと思います。
それではまた!!
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