不動産投資でセミリタイアを目指してます。
サラリーマン大家のりばてぃー(@PAPALOG_LIBERTY)です。
この記事では、賃貸アパートの空室対策で効果が期待できる6つのアイデア(アイテム)を紹介します。
この6つのアイデアは、わたしが空室対策で実際に試して効果を実感できたもので、確実に入居促進に貢献してくれています。
このアイデアのおかげもあり、2019年は年間を通してほぼ満室を維持。物件全体の入居率は96.7%でした。
空室対策は差別化がカギ
この記事で紹介するアイデア・アイテムがなぜ空室対策で効果的なのか、その理由は「差別化」を図れるからです。
数ある賃貸物件の中から入居者様に自分の物件を選んでもらうためには、他の物件との差別化を図ることがとても重要になります。
賃貸情報サイトに掲載されている物件情報(写真)を見てみると分かりますが、差別化を図ろうとしている物件は意外に少ないことに気付きます。
室内をクリーニングしただけで、インテリアなどの設置はなく、ただ殺風景な部屋、、、。
新築物件ならまだしも、同じような間取りの築古物件が競合ひしめく中、何の特徴もない物件では選ばれることは難しいでしょう。
この記事で紹介するようなアイデアでひと手間かけてみる、それだけで他物件との差別化につながり、選ばれやすい物件になるのです。
もちろん、差別化の方法は他にもあると思いますので、いろいろ試行錯誤しながら、自分なりの空室対策の切り札をどんどん増やしていくことが大切です。
空室対策で効果のあるアイテム
それでは、わたしが実際に使っている空室対策のアイテムを紹介していきます。
数百円~数千円で購入できるもので費用対効果は高いと思います。是非参考にしてください。
アイテム1:シーリングライト
4灯シーリングライト
神奈川物件リビング
栃木物件(ダイニングキッチン)
おしゃれな照明を付けたいけど何がいいか分からないよ~という方は、とりあえずこのスポットライト型の4灯シーリングライトをつけておけば間違いないです。
4灯シーリングライトはデザイン性が高く、設置するだけでお部屋がオシャレな空間に生まれ変わります。
最近は賃貸物件にステージング(簡単に言えばモデルルーム化すること)を取り入れている大家さんも少しずつ増えてきていますが、手間とコストがかかるのがネックです。
手間もコストもかけたくないけど、少しでもお部屋の雰囲気を良くしたいということであれば、この4灯シーリングライトがオススメです。
▼楽天から購入するなら
▼リモコン無し(わたしは安めのリモコン無しを買うことが多いです)
▼リモコン付き
和室に合うペンダントライト
神奈川物件(和室)
夜は幻想的な雰囲気を演出
ニトリのシェードライトです。
とにかく安くてオシャレ。和室をすぐ洋室に変えてしまう人もいますが、洋室化の工事費は結構高い割に家賃はそんなに上げられないのでコスパは良くありません。
このニトリのペンダントライトをつけると「和室って意外に良いね」と思ってもらえるので、極力和室はそのまま残すようにしています。入居付けも問題なく出来てますよ。
写真のとおり、夜になるとシェードの間から漏れる光が良い具合に壁に反射するので、何とも言えない幻想的な雰囲気を演出してくれます。
夜の内見があっても自信をもってお部屋を紹介できますね。
ニトリのシェードライトは「ニトリネット」から購入できます。
アイテム2:フロアライト
IKEAのフロアライト&フロアランプ
神奈川物件(2F洋室)
栃木物件(和室)
IKEAのフロアライトとフロアランプはとてもコスパが良いのでオススメです。
見た目がすごく豪華!というわけではないですが、灯りをつければ部屋の雰囲気は見違えるほど良くなります。
フロアライトを部屋の角や壁側に置くことで、光と影の印影が生まれ、魅力的な空間を造りだしてくれるのです。
アイテム3:アクセントクロス
サンゲツのアクセントクロス(洋室)
神奈川物件(リフォーム前:洋室)
神奈川物件(リフォーム後:洋室)
サンゲツ(FE6049 )
それぞれのビフォーアフター写真をご覧いただければ分かると思いますが、壁の1面にアクセントクロスを入れるだけで、全く違う部屋に生まれ変わります。
賃貸情報サイトで部屋を探すとき、みなさんはまず何を見ますか?写真を細かく見ますよね?
アクセントクロスを使ってあげると、パッと見おしゃれなので目に留まりやすくなり、反響(募集物件への問い合わせ)は間違いなく増えます。
アクセントクロスはおしゃれでインパクトも大きいので、内見の際もお部屋に入った瞬間、「おぉ~」という驚きを与えてくれるので、成約率が高まることも期待できます。
▼楽天かYahoo!からの購入したい場合は検索エンジンに「FE6049」を入力
サンゲツのアクセントクロス(和室)
神奈川物件(リフォーム前:和室)
神奈川物件(リフォーム後:和室)
サンゲツ(RE7347)
サンゲツ(RE8104)
上でも書いたように、和室をむやみに洋室化することはおすすめしません。
和室には和室の良さがあり、和室は1部屋ほしいというファミリー層が一定数存在するからです。
また、写真のようにアクセントクロスを入れることで「和モダン」風に仕上げることもできるので、若い層をターゲットにすることも可能です。
神奈川物件の5部屋中2部屋は若いカップルと新婚さんに入居いただいていますが、2部屋とも和室を残したままです。
「和室=デメリット」と考えてはいけません。
アクセントクロスを使うことで、ただの和室が和モダンに変わり、効果的な空室対策となるのです。
▼Yahoo!からの購入したい場合は検索エンジンに「サンゲツ RE7347」を入力
レンガ調の壁紙シート
神奈川物件(リフォーム前:キッチン)
神奈川物件(リフォーム後:キッチン)
わたしが最近のリフォームで必ず取り入れているのは、キッチンの壁にレンガ調のシートを張り付けることです。
個人的に「キッチン×レンガ」は最強だと思っています。
なぜレンガが良いかというと、レンガはレトロ感を演出してくれるからです。
キッチン単独で見ると古くて冴えないものでも、レンガ調のシートを張り付けることで、人の視線はレンガに集中します。
そして、「レトロなキッチン」としてポジティブに認識してくれるマジックが起こるのです。


また、女性は物件選びの時にキッチンをよく見ますので、レンガ調でかわいく仕上げておくと女性客も取り込めることが期待できます。
わたしが使っている壁紙屋本舗は単価がとても安いですし、キッチンに貼り付けられるような不燃仕様の壁紙もあります。DIYでの貼り付けも可能です。私は自分で割と簡単にできるリフォーム部分はDIYで行い施工費を削減しています。
最初は慣れないかもしれませんが、やっていくうちに簡単になってきますので、是非チャレンジしてみて下さい。
▼楽天かYahoo!ショッピングから購入したい場合は検索エンジンに「SLW2737」と入力
アイテム4:玄関マット&スリッパ
神奈川物件(玄関)
わたしが玄関マットとスリッパを置く理由は2つあります。
1つ目の理由は内見者様への「おもてなし」です。
空室期間中の部屋はホコリもたまりやすいので、人によってはスリッパなしで内見すること自体に嫌悪感を抱いてしまう可能性があります。
また、冬場の内見は室内が冷えますので、スリッパで少しでも足元を温かくしてあげようという配慮が大切です。
このおもてなし効果で内見時間(滞在時間)が長くなり、成約率アップにつながる可能性もあります。
2つ目の理由は、玄関扉を開けた瞬間の印象アップが狙いです。
内見者様が物件を検討するとき、何が入居を決めるポイントになると思いますか??
実は、「玄関ドアを開けたときの印象で50%決まる」と言われています。
つまり、内見者様はその部屋を一瞬で判断しているかもしれないのです。
なので、わたしは玄関の雰囲気造りにはお部屋以上に気を使っています。
100均のスリッパなどは安っぽすぎて逆に物件価値を下げてしまう可能性もありますので、あまりおすすめしません。
出来るだけおしゃれな玄関マットとスリッパを選びましょう。別に入居者さんにあげるわけではないですし、使いまわし出来るので、長期的に見たらコスパが良いです。
アイテム5:フェイクグリーン
神奈川物件(トイレ)
神奈川物件(洗面台)
フェイクグリーンはかなり重宝してます。
フェイクグリーンを使うことで、空間に爽やかさとメリハリが生まれるからです。
また、トイレや洗面台、浴室などの水回りにフェイクグリーンを置いてあげることで「清潔感」が生まれ、女性内見者には好印象を与えることができます。
値段もお手頃ですし、使い回しできるのでコスパも最高です。
100均にもフェイクグリーンは売っていますが、どうしても安っぽく見えてしまうので基本的には使っていません。
おすすめはニトリのフェイクグリーン。数百円しますが、作りも精巧なので遠目から見たら本物感があります。
その中でも「ハンギンググリーン」がとにかく使い勝手がいいです。置いてもよし。垂れ流してもよし。どこでも使えます。
▼わたしがストックしているニトリのフェイクグリーン
アイテム6:プレゼント&手紙
入居者へのプレゼント
内見者様への手紙(プレゼント右側)
プレゼントと手紙は、内見者様の決断を後押しするためのアイテムです。
具体的な狙いは「良い大家さん」と思ってもらうこと。
内見者様がもし似たような2つの物件で迷われているとしたら、「良い大家さん」の物件を選ぶ確率が高いと思うからです。
そうゆう意味でプレゼントと手紙は大家さんのイメージに良い印象を与えてくれます。
ちなみに、プレゼントは実用的な「バスセット」にすることが多いです。
セット内容は「今治タオル」「BOTANIST」
「入浴剤(バスソルト)」
でほぼ固定。
※BOTANISTはシャンプーかボディーソープかハンドソープのいずれか一つを入れています。
今治タオルとBOTANISTはちょっと高めですが、その辺にあるドラッグストアの普通のバスセットより絶対に喜んでもらえますし、なにより見た目もおしゃれなので、お部屋の雰囲気を壊しません。
ケチな大家と思われないように、プレゼントくらいは少しくらい奮発してあげましょう。
おまけ:フォーカルポイントの考え方
この記事の冒頭で「差別化」を図るという点をお伝えしましたが、重要なポイントがもう一つあります。この記事で紹介したアイテムには「フォーカルポイントを生む」と効果があるということです。
フォーカルポイントとは、部屋に入って最初に視線が集中する場所のことで、以下のような効果・メリットがあります。
・空間が引き締められる(メリハリがでる)
・奥行きを感じられる(アクセントクロスの色によってはお部屋を広く感じさせることができる)
・周囲への意識をそらす(例えば、オシャレな照明やアクセントクロスに視線を集中させ、古くてあまり見られたくない部分への視線を防ぐことができる)
内見者様が「素敵だな」と思う部屋には必ずこのフォーカルポイントが存在しているはずです。
逆にフォーカルポイントがない部屋にはメリハリがなく、物足りない印象に感じてしまうでしょう。
まとめ
以上、空室対策で効果的だったアイデア(アイテム)を紹介しました!
いかがでしたか?
この記事を読まれて、
このように思われた方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、数千円の設備投資を行わず「経費削減」とすることが安定的な賃貸経営に直結するのでしょうか?。
ご自身のお部屋の家賃を日割りにして、想定される空室期間で計算すると損失がどれほど発生するか一度確認してみて下さい。家賃設定によっては、数日間の空室だけで数千円~1万円前後になってしまいます。
それであれば、先行投資してお部屋をライバル物件よりもお洒落に仕上げて早く空室を埋める方が結果的には良いのです。
「損して得取れ」と言いますが、賃貸経営ではこのような精神がとても重要だと痛感しています。
どうしても経費の支出を抑えようと考えがちですが、必要な経費まで抑えてしまうと、結果的に損失が膨らんでしまうということもあり得るのです。
この記事で紹介したアイデアのすべてを取り入れる必要はありませんが、どれも空室対策には役立つものばかりなので、機会があればぜひ取り入れてみてください。
それでは、また!
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