不動産投資でセミリタイアを目指してます。
サラリーマン大家のりばてぃー(@PAPALOG_LIBERTY)です。
さて、今回は全国賃貸住宅新聞が発表している2019年度の「入居者に人気の設備ランキング」の紹介と解説です。
人気の設備ランキングは、全国賃貸住宅新聞が管理会社から聞き取りなどして発表している毎年恒例のランキングで、その内容は以下のとおりです。
・「この設備があれば周辺相場より家賃が高くても決まる TOP10」
・「この設備が無ければ入居が決まらない TOP10」
今回の記事では、それぞれのTOP10について満室運営中のわたしの目線で紹介・解説したいと思います。
実際に私が取り入れている設備で効果を実感したものもあるので、この全国賃貸住宅発表の人気設備ランキングはそこそこ実態を反映しているものかと思います。
入居者の声(ニーズ)をきちんと把握した上で効果のありそうな設備を取り入れることは、空室対策を考える中でとても重要です。
空室に悩んでいる方の参考にもなると思いますので、是非読んでみて下さい。
人気の設備ランキングTOP10
この設備があれば周辺相場より家賃が高くても決まるTOP10
単身者向け
➊ インターネット無料
➋ エントランスのオートロック
➌ 宅配BOX
④ 浴室換気乾燥機
⑤ ホームセキュリティ
⑥ 独立洗面化粧台
⑦ 24時間利用可能ゴミ置き場
⑧ ウォークインクローゼット
⑨ ガレージ
⑩ 追い炊機能
ファミリー向け
➊ インターネット無料
➋ 追い炊き機能
➌ エントランスのオートロック
④ ホームセキュリティ
⑤ システムキッチン
⑥ 宅配BOX
⑦ 浴室換気乾燥機
⑧ 24時間利用可能ゴミ置き場
⑨ ガレージ
⑩ ウォークインクローゼット
今年もインターネット無料が1位でしたね。それも単身向けとファミリー向けの両方です。ここ数年はずっとインターネット無料が1位に君臨しているようで、不動の地位を築き上げていると言えるでしょう。
インターネット無料物件の主なメリットは以下のとおりです。
● 家賃を2,000円~3,000円くらい高くしても入居が決まりやすい傾向にある
● 差別化になるので空室対策として即効性がある(入居付けが促進される)
今やインターネットは子供から大人まで誰でもが使う時代でありインターネットがないと不便な時代。しかも世界は「5G」の時代に向かっていてインターネットは私たちの生活に欠かせないものになるでしょう。
賃貸物件でも既にIoT(Internet of things)物件まで出てきてますし、ますますインターネット無料を導入した物件のニーズと価値は上がっていくはずです。
最近の新築物件はだいたい無料Wi-Fiの設備は付いてますし、築古物件でインターネット設備を導入している方も増えてきています。
わたしが所有する新築物件は建築時にインターネット無料(Wi-Fi)設備を導入していて、栃木で購入した築古物件にも購入直後にインターネット無料を導入しました。
不動産投資でセミリタイアを目指してます。 サラリーマン大家のりばてぃー(@PAPALOG_LIBERTY)です。 入居者に人気の設備ランキングで不動の1位を確立している「インターネット無料[…]
宅配BOX
単身とファミリーともに宅配BOXがランクインしています。ここ数年、Amazonや楽天などを利用してモノを買う人が急増しているからでしょう。
単身世帯や共働き世帯などは平日は仕事で忙しく、配達指定時間までに帰宅できないことも多いので、宅配BOXが設置されている物件は人気があるのです。
最近では、Amazonプライムという会員向けのサービスが近隣のスーパーマーケットと提携して食材をネット注文して配送してくれるサービスまで開始しています。
「ネット注文」が今後さらに増加すれば、宅配BOXのニーズもさらに上がっていくはずですから、空室対策としては大きな効果が期待できるかもしれません。
24時間利用可能ゴミ置き場
これまでランク外だった「24時間利用可能ごみ置き場」が今回はじめて単身・ファミリーともにトップ10入りしました。
実生活を考えればわかりますが、決まった曜日にゴミを出すって当たり前なのですが、意外に面倒でもあります。
とくに単身世帯は旅行や出張、前日飲みすぎて昼まで寝てた・・・などの理由でなかなかゴミが出せないこともあります。
また、共働き世帯はお互い忙しくて指定日にゴミを出すのをうっかり忘れてなんてこともありますので、24時間利用できるゴミ置き場に便利さを感じた入居者が多かったのではないでしょうか。
私はまだ「24時間利用可能ゴミ置き場」は取り入れていませんが、今後ゴミ箱の買い替えのタイミングがきたら間違いなく「24時間利用可能ゴミ置き場」を設置すると思います。
この設備が無ければ入居が決まらないTOP10
単身者向け
➊ 室内洗濯機置き場
➋ TVモニター付インターホン
➌ インターネット無料
④ 独立洗面化粧台
⑤ 洗浄機能付き便座
⑥ 備え付け照明
⑦ エントランスオートロック
⑧ 宅配BOX
⑨ BS/CSアンテナ
⑩ 暖房便座
ファミリー向け
➊ 室内洗濯機置き場
➋ 独立洗面台
➌ 追い炊き機能
④ TVモニター付インターホン
⑤ 洗浄機能付き便座
⑥ インターネット無料
⑦ システムキッチン(2/3口)
⑧ ガスコンロ
⑨ エントランスオートロック
⑩ エレベーター
室内洗濯機置き場
単身・ファミリーともに1位にランクインしています。
洗濯機がベランダや共用廊下に設置されているような物件をたまに見かけますが、ほとんどが築年数30年以上の古い物件でしょう。
室内洗濯機置き場がベランダや廊下にあると、入居付けではかなり不利になります。
室内洗濯機置き場がなくても入居が決まっている物件もありますが、それはよっぽど駅近で好立地か、家賃がめちゃくちゃ安いなど他の条件が良い場合に限ります。
立地がそれほど良くないけど家賃も下げたくないということであれば、室内洗濯機置き場を設置することをお勧めします。
ただ、室内に設置できるスペースが必要になりますし、新たに洗濯機置き場を設置するにはそれなりにコストもかかりますので、「投じた費用に見合う効果が得られるのか」きちんと確認はしましょう。
TVモニター付インターホン
個人的にはTVモニター付きインターホンの設置は必須と考えています。
日本は治安が良いといっても、日々何かしらの事件は発生していますし、入居者さんの安全対策を考えてあげることも大家さんの大事な仕事の一つです。
インターホンの設置は業者に頼むと3万円前後かかってしまいますが、自分で取り付ければ1万円くらいでおさまります。コスパの良い空室対策です。
私がよく使っているTVモニター付きインターホンはパナソニックの製品で、Amazonで格安で購入して自分で取り付けています。
ただ、既存のインターホンの電源配線方式によっては業者にお願いする必要があるかもしれませんので、まずはこちらのサイトから自分で取り付けられるかどうか確認してみてください。
洗浄機能付き便座
「洗浄機能付き便座」は単身・ファミリーともに5位にランクインしています。
わたしの感覚では「洗浄機能付き便座」がなくても入居は決められると思いますが、あったほうが間違いなく良いのは確かです。
私が所有する物件エリア内にある競合物件のスペックを確認しても、洗浄機能付き便座を取り入れている物件は多いです。
今はまだ大丈夫でも、今後洗浄機能付き便座が「当たり前」になると入居付けにも影響が出てきますので、早めに取り入れることを検討してもいいかもしれませんね。そんなに高くないですし。
まとめ
以上、入居者に人気の設備ランキングの紹介と解説でした。
人気の設備を全部取り入れようと思うと費用がかかりすぎて結局収支が合わなくなってしまいますので、「自分の物件に何が足りないのか」「自分の物件のターゲットとなる入居者さんにはどんな設備が効果が高そうか」などの入居者が求めるニーズを知り、管理会社や大家仲間などとも相談しながら必要な設備を随時導入していくのが良いと思います。
また、空室対策にはそんなにお金をかけなくてもちょこっとしたアイテムで入居付けすることも可能なので、設備導入だけに囚われることなく、幅広い視点で空室対策に取り組むようにしましょう!
それでは、また!
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