こんにちは。
さっそく本題に入りますが、火災保険は「火事」の時にしか使えないと思われいてる方も多いのではないでしょうか?
私も大家さんになるまでは火災保険=火事と思い込んでいました。
しかし、実際はそんなことはありません。
火災保険は非常に優れている商品であり、様々な損害に対応してくれます(もちろん、補償範囲は火災保険の契約内容によるので必ずしも全ての損害が対象となるわけではりません)。
そんな火災保険であっても、
・具体的にどんなで保険が承認されるかわからない
・損害箇所の特定ができない
・請求の仕方もよく分からない
このように「火災保険請求は非常に難しく、なかなか承認されないのでは?」という先入観もあり、結局は保険請求せず、損害が発生しても自ら修繕費用を支払って終了、という方が大勢います。
そこで、今回の記事では、私がこれまで保険請求してきた事例をご紹介しつつ、火災保険の仕組みや請求方法などを知ってもらいたいと思います。
自分で保険請求するのが面倒で億劫だという方にも、現在では火災保険の申請サービスを行っている業者さんもいますので、こちらも本記事でご紹介します。
火災保険の請求事例
雨樋・敷地内フェンスの台風被害
不動産投資でセミリタイアを目指してます。 サラリーマン大家のりばてぃー(@PAPALOG_LIBERTY)です。 2019年10月に発生した台風19号は日本各地に大きな爪痕を残しましたね。[…]
台風被害でよく破損する代表例の雨樋とフェンスの保険請求をまとめた記事となります。
2019年10月に発生した台風19号の時で、日本各地に大きな爪痕を残しました。
私の物件もその被害に遭ってしまったのです。
雨樋の連結部分が破損して、入居者さんのバルコニー内に雨水入ってしまう状況になり、フェンスは一部分がまるまる暴風雨によって吹っ飛んでしまうという大きな被害でした。
網戸の台風被害
こんにちは。 サラリーマン大家のりばてぃー(@PAPALOG_LIBERTY)です。 今回の記事では、台風被害で破損した網戸の保険請求事例を紹介します。 網戸交換[…]
網戸自体は強度があまり高くないため、比較的小規模の台風でも小さな穴がところどころに空き、破損することが多いです。
小さな穴だと分かりにくい場合もあるので、台風が発生したときは各部屋の網戸をくまなく確認して、破損箇所がないかよく確認するようにしましょう。
規模の大きい台風だと、網戸に大きな亀裂が生じたり、網戸が窓枠から全部剥がれてしまうこともあります。
換気扇の台風被害
こんにちは。 サラリーマン大家のりばてぃー(@PAPALOG_LIBERTY)です。 前回に続き、今回の記事でも台風被害で破損した設備を火災保険で補償してもらった事例を紹介します。[…]
換気扇が台風で故障することは今回の事例で初めて知りました。
換気扇から異様に大きな音(異音)が発生していたので業者の方に確認してもらったところ、台風による被害であることが判明しました。
台風が発生すると、室外から強風が換気扇口に流れ込み、換気扇の羽根が本来とは逆方向に回転し、内部のモーターに無理が生じて故障するケースがあるようです。
このように台風による被害は住宅・建物の様々な箇所に発生する可能性があり、換気扇のように、自分では台風の被害と思っていなかった箇所も実は台風の被害であった、ということが多々あります。
なので、台風の被害が発生した後に何かいつもと違う変化が生じた場合には、建物自体の躯体や建具のみならず、換気扇などの機械類についても台風が原因となる可能性があることを念頭に置いておくことが大切となります。
玄関鍵(シリンダー錠)の破損
こんにちは。 サラリーマン大家のりばてぃー(@PAPALOG_LIBERTY)です。 さっそく本題ですが、 今回の記事では、玄関扉のシリンダー錠(鍵穴)破損に伴う[…]
入居者さんから「鍵の施錠が出来ない」との連絡を受けたため、業者の方に確認してもらったところ、
シリンダー錠内部の噛み合わせ部分に何らかの不具合(破損等)が発生しているため、鍵を差し込めない状況になっている、とのことでした。
ほとんどの火災保険では破損・汚損も補償対象になっているため、物件の建具や付随する備品の破損についても火災保険でカバーできるケースが多いのです。
被害箇所を特定する方法は?
火災保険を請求するには、まず損害箇所の特定と原因を追究する必要があります。その上で、保険請求手続きにやっと入ることができます。
損害箇所の特定方法は主に以下の2つに分類されます。
自分で特定する
火災保険請求のご経験がない方や、周りに火災保険の請求経験がある知人がいなかったりすると多少難しいかもしれません。
私は自らが大家業を営んでいることもあり、どのようなケースでどの箇所に損害が生じるのかを実体験から学んだり、大家仲間から情報を得る事が出来るため、一般的な方よりは比較的容易に被害箇所の特定を行えます。
また、大家業の場合は物件ごとに管理会社と契約することが多いため、管理会社の担当者さんや管理会社の提携業者さんのサポートを得られる事も大きいでしょう。
これが自分の住宅等になると、大家さんのように管理会社と契約することもありませんので、自ら特定するしかありませんが、雨樋や屋根などの高所部分の確認作業は容易ではありません。
また、大家さんであっても、ご両親から相続としてアパートやマンションを受け継いだような方では知識や経験もなく、相続の場合では積極的に大家業を継続させようという方も多くありませんので、台風等の災害が生じた場合でも被害箇所の特定も行わず、放置してしまうというケースもあります。そのような方々にとっては、自ら特定するとうのは少々ハードルが高いように感じています。
火災保険の申請サポートサービスを利用する
近年の日本では地震や台風による大規模な災害が増加傾向にあり、それに伴い住宅への被害件数も顕著に増えている状況にあります。
このことから火災保険の申請サポートへのニーズが高まり、同サービスを提供する業者も増えています。
私がネット上で調べた中では、「ミエルモ」という火災保険の申請サポート業者が比較的優良に感じられました。
実際に私が利用したわけではありませんが、ネット上で確認する限り、ミエルモを利用するメリットとしては以下の点が挙げられます。
・被害特定箇所の調査が無料で受けられる(0円)
・完全報酬型なので、保険金が承認されなかった場合でも特に費用は発生しない
・面倒な書類作成作業もサービスに含まれている
ミエルモのホームページでは同社のこれまでの申請・給付事例などが紹介されていますので、ご興味がある方はチェックしてみて下さい。無料相談もあるようです。
▼ミエルモのホームページ▼
上述のように、被害箇所特定のための調査費用は無料となっておりますので、現在所有されているご自宅やアパートに損害が発生していないか、また、本当は火災保険を使って保険金額をもらえるのではないかと悩まれている方は、一度このような業者さんのサービス利用を検討してみるのも良いかもしれません。
まとめ
自宅(戸建て)にせよアパートにせよ、多くの方が火災保険に加入されていると思いますが、冒頭で説明したように、火災保険=火事と考えていたり、火災保険の活用方法を知らない、火災保険に入りっぱなしでそもそも請求するという発想自体がないという方は大勢います。
はっきり申し上げて、もったいないです。
火災保険の契約金額は決して安くありません。
元をとってやろうと何でもかんでも手当たり次第請求することは当然にオススメしませんが、火災保険の契約内容で謳われている補償範囲内で請求することはごく当たり前のことであり、契約者が有する当然の権利でもあります。
今後発生する損害のみならず、過去に発生した損害(保険法で3年以内)も現在契約されている火災保険の補償で賄うことが出来ないか、是非、一度確認してみて下さい。
それではまた!!