【火災保険の請求・申請】鍵交換費用の補償が火災保険で適用された事例を解説

こんにちは。

 

サラリーマン大家のりばてぃー@PAPALOG_LIBERTY)です。

 

さっそく本題ですが、

 

今回の記事では、玄関扉のシリンダー錠(鍵穴)破損に伴う鍵交換費用を火災保険で補償いただいた事例をご紹介します。

 

りばてぃー
大きな修理費用ではありませんでしたが、火災保険で補償対象になるものは保険代理店と相談して適切に請求しています。

火災保険請求/申請の流れと書き方(読み飛ばしOK)

※火災保険の基本的な請求方法や流れは知ってるよ!という方は読み飛ばしてOKです。

 

私は全ての所有物件で火災保険に加入しており、いずれも代理店を通して「東京海上日動火災保険」と契約しています。

 

火災保険の請求の流れ・書き方が分からないという方は、まずはこちらの記事を読んでみてください。

あわせて読みたい

不動産投資でセミリタイアを目指してます。 サラリーマン大家のりばてぃー(@PAPALOG_LIBERTY)です。 2019年10月に発生した台風19号は日本各地に大きな爪痕を残しましたね。[…]

シリンダー錠(鍵穴)の破損状況・原因

入居者さんからの連絡と業者への対応依頼

某日、入居者さんから管理会社さん宛に連絡があり「鍵が差し込めず、施錠が出来なくて外出できません!」との一報が入りました。

 

このようなケースは迅速に対応する必要がありますので、管理会社経由で至急業者に連絡してもらい、鍵(シリンダー錠)を交換するよう依頼しました。

 

なお、鍵交換費用があまりにも高いと困るので、工事発注前には管理会社に概ねの見積額は確認しておきます。もし高すぎれば、知り合いの業者等にお願いするつもりでした。

シリンダー錠の破損状況・原因

実際に破損したシリンダー錠の写真です。左が破損したシリンダー錠で、右が交換用の新規シリンダー錠。

 

業者に破損の原因を確認してもらったところ、

 

シリンダー錠内部の噛み合わせ部分に何らかの不具合(破損等)が発生しているため、鍵が差し込めない状況となっている

 

とのことでした。

 

シリンダー錠を単純に解体するだけでは、噛み合わせ部分までは視認できないようで、器具を使って切断し、断面まで確認しなければ正確な破損原因は分からないようです。

 

保険代理店の担当者にも相談しましたが、原因追及のために保険会社から「切断」まで要求されないだろうとのことだったので、切断はお願いしませんでした。

補償された保険金額

鍵(シリンダー錠)の交換費用の見積書は以下のとおりです。

 

保険会社へ申請してから6日間で承認がおりました。

 

鍵(シリンダー錠)の交換費用30,250円に対して、承認された保険金額は27,775円でした。

 

今回の事例では以下のように算出されます。

 

30,250円(シリンダー錠交換費用)-5,000円(免責金額)=25,250円

25,250円の10%が保険金額に加算=2,525円(臨時費用保険特約※


27,775円(実際に振り込まれた保険金額)

臨時費用保険:東京海上日動では火災保険の特約である「臨時費用保険」という商品があり、この臨時費用保険に加入すると、修理見積額から免責金額(私は免責額を5,000円に設定)を差し引いた後の金額の10%が上乗せされます。

 

りばてぃー
契約している東京海上日動の対応はいつも早く、大変助かります。

まとめ:注意事項

以上、鍵交換(シリンダー錠の破損)に火災保険が適用された事例を紹介しました。

 

今回のような「鍵が閉まらない」「水漏れが止まらない」等の突発的な事案が発生した場合は、入居者との良好な関係を維持するためにも迅速に対応する必要があります。

 

この時に注意してほしいのは、以下2点です。

入居者自身が勝手に業者に工事(または修理)依頼してしまわないこと

管理会社経由で依頼するにしても、工事発注前に見積額の概算を確認しておくこと

 

入居者自身が業者に依頼する場合ですが、おそらくインターネット検索して、検索結果の1ページ目に出てくる大手業者等に依頼することになると思います。当然、割高になることが予想されます。

 

また、管理会社によっては下請け業者から出てくる見積額に管理会社が利益(マージン)をのせて大家に請求してくる場合もあります。手間賃もあるので、管理会社側に多少の利益を得てもらうことは許容できますが、中には度を越えた利益を上乗せする管理会社もいますので注意が必要です。

 

対応策としては、主に以下2点となります。

突発事案が発生した場合は必ず管理会社の担当者に連絡するよう、入居者にきちんと説明しておく(賃貸借契約書に明記しておくとリスクヘッジになる)

直接頼める業者を発掘しておく(仮に管理会社が提示する見積額が高ければ、自分で見つけた業者に依頼することができる)

 

割高の修理費用になっても火災保険の補償対象となれば問題ありませんが、仮に保険適用対象外となってしまった場合は大家自身の持ち出しになりますので、上記2点を徹底することは物件を管理運営する上で割と重要なポイントだと思っています。

 

良い物件を購入するために日夜ポータルサイトで物件検索することも大事ですが、物件の管理運営を疎かにして足元をすくわれることがないように気を付けましょう。

 

それではまた!!

 

▼関連記事とおすすめ記事はこちらから

あわせて読みたい

不動産投資でセミリタイアを目指してます。 サラリーマン大家のりばてぃー(@PAPALOG_LIBERTY)です。 2019年10月に発生した台風19号は日本各地に大きな爪痕を残しましたね。[…]

あわせて読みたい

こんにちは。 サラリーマン大家のりばてぃー(@PAPALOG_LIBERTY)です。 不動産投資を勉強する上で、最も重要なことの一つと言っても過言でないのが不動産関連の本・書籍をたくさん読[…]

最新情報をチェックしよう!
>パパログ不動産。

パパログ不動産。

不動産投資でサイドFIREを目指すフツーのサラリーマン。
現在の保有物件はアパート6棟。年間の満室キャッシュフロー970万円。
心から幸せと思える人生を手に入れたい。その一心で必死に「今」を生きています。